元公務員主婦が語る、公務員の仕事内容と給料待遇

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Utako
Utako

元公務員、主婦ブロガーのUtakoです。

大学を卒業してから8年間、地方公務員として働いていました。

公務員の仕事ってどんな仕事なの?

公務員って、給料やすいのに仕事きついんじゃないの?

色んなイメージがあると思います。

実際に、よかったこと、きつかったこと、酸いも甘いも様々な思い出があります。

これから公務員を目指す方、公務員がどんな仕事なのか知りたい方のために、私の経験談として公務員のお仕事をご紹介します。

地方公務員とは?

「地方公務員」とは、地方公共団体で働く公務員のことです。

ざっくりと都道府県庁や区、市町村で働く職員だけでなく、消防士や警察官等も地方公務員に分類されます。

地方公務員の職種は、意外にも多種に渡り、特に行政職の中には様々な専門職やクリエイティブな仕事もあるんですよ。

「行政」と聞くと、書類を法や規則に則って捌くだけ…というイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、実は面白い仕事もあります。

実はそっちの方が語りたいのですが長くなってしまうので、本記事では、まずは基本中の基本についてお話します。

区市町村職員のお仕事

わかり切ったことかもしれませんが、区市町村職員の勤務先は、主に「役所」と呼ばれる機関です。

主に、自治体内の市民サービス、福祉、教育、環境整備、防災、農林水産、経済産業、総務や人事、選挙事務等の業務も担います。

多くの部署で窓口があるので、接客する機会は多いです。(部署によっては、クレーム対応等で疲弊することもありますね。)

また、公立の保育園、幼稚園の保育士・幼稚園教諭も市町村単位で採用される地方公務員です。

引っ越しを伴う人事異動は多くありません。一部、県や国、民間の機関に出向になった場合は、引っ越しを伴う場合もあります。

都道府県職員のお仕事

勤務先は、主に都道府県庁やその出先機関となります。

市町村が住民に対して直接的に行政サービスを行っているのに対し、都道府県は、県全体で統一して行うべき業務や、市町村同士が連携して行う業務の総括、市町村と国との連絡調整等、広域的な行政サービスを担当しています。

担当する分野としては、 市町村と同じく、行政サービスのあらゆる分野にわたります。

よって、出先機関である合同庁舎や保健所等、窓口のある部署に配属されない限りは、接客する機会は少なめな印象です。

主に、県内において人事異動があります。人によっては、引っ越しを伴う場合もあります。

ちなみに、公立の小中学校、高校の教師は、都道府県単位の採用となります。 (同じ「公務員」でも、私の給料より、某県で小学校の教員をしている姉妹の方が給料高かったです。)

公安職のお仕事

消防は主に市町村単位で存在します。小さな市町村が集まる地域では、近隣の市町村同士が連携して消防業務に対応するように組織化されていることもあります。

警察は、「〇〇県警」と聞いたことがあるかと思いますが、主に都道府県単位での組織になります。

地方公務員(行政職員)のお給料は?

ここでは、公安職(警察や消防)や教職員ではなく、行政職員についてお話します。

一言で言えば、地方自治体の場合は、その自治体の財政状況によります。

採用試験の募集要項に初任給が記載されていると思いますが、地方の場合は、1年で昇給する金額は数千円と考えて良いでしょう。一定以上の年数が経過した場合や、役職が付いた場合は、もう少し昇給します。

ボーナスは、年2回。2回分併せて給料の約4か月分程度です。

そして、「都道府県」や、都道府県と同じ権限を持つ「政令指定都市」では、市町村職員よりも若干給料が高いことが多いです。人口の多さが税収に関係しますので、より広域で仕事をしている方が給料が高いイメージです。

保健師や看護師、建築設計士などの資格を持っており、その資格を持つ人にしかできない仕事であれば、手当が付く場合もあります。

基本的には、採用試験の募集要項で公開されている金額がベースとなります。

正直、「豪華な家に住むような暮らしはできないけれど、生きていくには困らないレベル」という感じだと思います。

地方公務員として働くメリット・デメリット

メリット

  • ある程度の仕事をこなしていれば、一定の給料はもらえる
  • 景気に短期的に左右されない(長期的に見れば、税収が下がれば人件費削減されます)
  • 色んな分野の仕事に広く関われる
  • 行政手続きに詳しくなるor気軽に聞ける
  • 引っ越しを伴う人事異動が少ない

デメリット

  • どんなに頑張っても、成果が給料や賞与に反映されることがない(この辺は、少しずつ変わってきている自治体もあるようです!)
  • 人事異動により、全く知識のない分野の仕事を任せられる(人によって違います)
  • 公務員というだけで、一定数の市民に嫌われてる
  • 可能な副業が限られている
  • 数年で移動があるので、深い経験値や専門的な能力を身に付けられるかは自分次第

地方公務員になるには?

自治体単位で行う採用試験に合格する必要があります。

公務員の場合は、年齢制限を設けている自治体も多くありますので、受けられる年齢かどうか最初にチェックが必要。

試験の日程が被っていなければ、複数の自治体を受験することも可能です。

初級、中級、上級と、学歴や経験によって受けられる枠が変わってきますが、その分給料も変わります。採用試験の募集要項をよく読んで、受験する枠を決めましょう。

市町村職員として働いた経験談

私は市町村職員として働いていました。

大学4年生の時、就職活動をしていて、自分のやりたいことや目標がわからずに焦っていました。

お給料はそんなに高くなくても良いから、やりたくない仕事はしたくない(売りたくないものをノルマのために売る等)と考えていました。

そこで、誰かの役に立っていることがわかりやすい行政職を選びました。どんな仕事でも、間接的にでも、やりがいを見出して頑張れるのでは…と。

良いことも悪いことも沢山ありました。

正直、頑張らなくても一定の給料はもらえるから…という若干ぬるい雰囲気の職場もありました。

しかし、扱う分野が広いので、自分を成長させるチャンスは色々なところに転がっています。そのチャンスをいかに自分のものにできるか、自分次第で成長の度合いも変わってくるということを実感しました。

以上、今地方公務員になろうかと考えている方へ、少しでも参考になれば幸いです。

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