あなたの身近には、「マウンティング」する人はいますか?
仕事、年収、生活…色んな面で、「他人より優れていたい」と思う人がマウントを取るという行為をします。
私は先日、子育て支援センターで「育児マウント」をする女性に会いました。
育児マウントママ、モヤモヤしますよね…
モヤモヤした気持ちの解消法として、マウントを取ってきたママの心理を自分なりに考えて整理してみることにしました。
すると、嫌な気持ちを解消することに成功!
冷静に考えると、マウントとる心理も、その人との付き合い方も、とてもシンプルなものでした。
今「育児マウント」に悩む方へ、私の経験と対処法をシェアしたいと思います。
この記事では、育児マウントを取ってくる人の心理と、その人への対処法についてお話します。
私が受けた「育児マウンティング」
子育て支援センターで出会ったママさんから受けたマウンティングは、息子の成長に関することです。
内容は、本当に大したことではありません。
- 離乳食で食べられるものの種類
- ハイハイやつかまり立ちをした時期の差
- ミルクが大好きで止められそうにないこと、指しゃぶりをしているかどうか…など
一見気さくな方でしたが、話をしていると、節々でご自身の子と息子の成長を比べてくるので、違和感だらけ。
あかちゃんの成長・発達には、個人差があって当然のことなので、息子と比べられたことに対しては全く悩んでいません。
どちらかと言うと、「マウンティングされた=私のこと嫌いなの?」と考えてしまい、育児マンウントの内容よりも、その行為を受けた理由(自分が悪いことをしたかどうか)について悩んでしまいました。
なぜ人は、マウティングしてくるの?
そもそも、なぜ人はマウンティングをするのでしょうか?
自分の住む家があって、どこへでも自由に行き来でき(縄張りなんてない)、安心して好きな人と一緒にいることができる(パートナーの横取り、奪い合いなんてない)…
この便利で自由に多様な生き方ができる令和の時代に、他人にマウンティングする必要なんて、ないですよね。
「マウンティング」をする人は、他人に劣等感を抱いていたり、自信がなく承認欲求の強い人が多い模様。
「他人より優れている自分を見せつけたい」「自分が他人より優れていることを確認したい」などという気持ちを満たすためにマウンティングをしているのです。
他人に認めてもらわないと、安心できない人、幸せを感じられない人…
なんだか相手にするのがバカバカしく、そして少し可哀想に思えてきませんか?
育児マウントは、子どもではなく本人の劣等感に問題あり!
マウントの裏側には、劣等感や承認欲求などの「闇」が隠れていることを述べましたが、育児に関するマウントも、基本同じ構図です。
「子育てマウント」は、「自分の子が他人の子より優れていると思いたい心理」、そして「自分の子育てが他人の子育てよりも優れていると思いたい心理」などによって、生じることが多いと思われます。
しかし、赤ちゃん自身は、「自分が他の子よりも優れている」なんて、比べることしませんよね。
自分の子が他の子よりも成長・発達のスピードが速かったとしても遅かったとしても、その子の長い人生で考えれば、ほんの一瞬のことにすぎません。
子ども同士を比べるなんて、なんの意味もないことです。
赤ちゃん期は忙しないけれど、あっという間のかけがえのない時間。
他人の子と比べるよりも、自分が自分の子とどれだけ楽しく過ごせるかなどを考えることに意識をむけたいところです。
ここまで考えると、私に子育てマウントを取ってきたママに対し、「彼女は関わる必要のない方だな」と思いました。
モヤモヤはしたけれど、対抗心なんて持たないし、深く関わることもしません。
自分を他人と比べなければ、マウントは生まれない
マウンティングしたくなる気持ちは、「自分を他人と比べてしまう」ことで生まれることが多いです。
しかし、完全に他人と比べずに生きることは、難しいことだと思います。
人と比べること自体が悪いのではなく、人と比べて自分が劣るとか勝るとか、意味のない上下関係を意識してしまうことが、マウンティングを生むきっかけになってしまうのです。
もしも、自分がマウンティングしそうになった時は、冷静に考えてみてください。
あなたは、誰かに勝っている必要がありますか?
他人へのマウンティングで、得るものは何もありません。
失うものは、あるかもしれませんが…
子育てマウンティングをされた時の対処法
その場はスルーが無難
マウントを取る人は、相手の反応を見て優越感を感じたい人です。
イラっとしてしまい、時には言い返したくなる方もいるかもしれませんが、同レベルになることは後に自己嫌悪に陥る行為なので、止めておきましょう。
「へ~すごいですね」と流すのが一番です。
そして深く関わらないことで、自己防衛しておきましょう。
相手の心理を考えて、モヤモヤを解消!
モヤモヤしてしまった時は、マウントを取る人の心理をよく考えてみましょう。
これまで、「マウントを取る人は大した人ではない」ということを述べてきました。
相手は劣等感に支配されてしまっている可哀想な人です。
ちょっと曲がった思考をお持ちなのです。
相手がそういう心理なだけで、あなたやあなたのお子さんには全く問題はありません。
自信を持って今までどおり過ごしましょう!
謙遜であっても、我が子を下げることは絶対に言わない
マウンティングは適当に流せば良いことですが、私はやらないと決めていることもあります。
それは
謙遜の気持ちであっても、自分の子を下げたり、悪く言うこと。
例えば、つかまり立ちをするのが遅かったとしても、「〇〇ちゃん、つかまり立ち早かったんですね!”うちの子なんて”遅くて…」など、私自らが息子と比べることはしません。
ただ、相手を褒めるだけです。
また、逆に褒められた時は、素直に「ありがとうございます」と言います。
以前、「(褒められた後に)でも、〇〇は全然できないんですけどね」などと、謙遜しているつもりで話したことがありましたが、「その謙遜、必要なかったなあ…」と思い、改めました。
全く非のない息子をわざわざ悪く言うことは、息子にマイナスなイメージを作りかねませんし、何よりもそばで聞いている息子にとっては、自己肯定感を下げてしまうことに繋がってしまうかもしれません。
まだ言葉がわからないあかちゃんであっても、です。
これからも気を付けていきたいと思っているポリシーです。
「育児マウント」は、全く意味のないこと
以上、育児マウントママとの一件について思うことをお話しました。
子育てに対する親の考え方や、子どもの成長・発達は、それぞれ大きく異なるもの。
「差」ではなく「多様」です。
優劣なんてありません。
これから子育てが終わるまで、自分の子の得意なことや不得意なことを、気にすることもあるでしょう。
そこで、良くも悪くも他の子と比べることはせず、我が子のペースを見守り、小さな成長を喜んでゆきたいものです。
そうやって生きてゆけば、私には子育てマウントする必要はないと思っています。
(そもそも他人にマウンティングする度胸もない…)
子育てマウントを取られたことが、改めて、自分自身の生き方や、子どもとの向き合い方について考えるきっかけとなりました。
彼女は反面教師ですね。ある意味、感謝!
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