妊娠中、できるだけお腹に負担をかけたくないけど、様々なシチュエーションに対応しなければならない時がありますよね。
服装に関する悩みは、出産するまで付いて回りそう…ということで、今回は妊娠中の着物に関するお話です。妊娠何ヵ月くらいなら着物を着られるのだろう?お腹を締め付けて平気かな?と心配なことも多いと思います。
私は妊娠7ヵ月初めの頃に色打掛を着て、ウェディングフォトを撮りました。自らの反省も踏まえて、妊娠中の和装についてお話したいと思います。
妊娠中に着物を着ても大丈夫?
体調が良好で、お医者さんに止められていない限り、妊娠中に着物を着ても大丈夫です。
昔の人は普段着として着物を着用していましたし、帯の締め具合は調整できます。
ただ、人によって窮屈に感じる度合いが違うので、着付ける時にしっかり調整をしましょう。
着物を着付けてもらう時、不安なことがあれば着付け師さんに事前にしっかりと伝えましょう。
妊娠初期~中期までの体調の良い日がベター
妊娠初期はお腹のふくらみも目立たないので、普段のように着物を着こなすことができます。しかし、つわりなど体調が不安定な時期でもあるので、体調を十分考慮して着物を着るか決めましょう。
また、妊娠後期はかなりお腹が出てきます。慣れない着物や足袋、草履で歩くのも一苦労…
バランスを崩したり、つまづいて転倒してしまっては危険です。
後期に着物を着なければならない時は、十分に気を付けましょう。私の経験上は、できれば後期は避けるべきだと思います。
妊娠7か月、色打掛でのロケーション撮影はきつかった…
ここからは、私の経験談です。
コロナ禍で結婚式を執り行う予定はなく、出産前に2人の記念を残しておきたかったことや、両親に花嫁姿を見せてあげたかったこともあり、ウェディングフォトを撮ることにしました。
和装でロケーション撮影を選んでいたのですが、コロナ禍で施設が臨時休業になってしまったり、夫の仕事の都合がつかなかったり、希望日に予約が取れなかったり…
様々なことが重なり、妊娠7ヵ月の初期まで撮影日が延びてしまいました。更に、真夏ではないにしても30度近く気温の上がる日に撮影をしました。
帯の締め付け具合は、念入りに調整
まず着付けについては、色打掛を着付けていただいた際に、帯の締め付け具合はかなり細かく調整してくださいました。これまでにも妊婦さんを着付けた経験がある方達でした。
緩すぎても着崩れてしまうし、難しいところ。
お腹の膨らみをできるだけ避けるようにして帯を締めてもらいました。
移動がとても大変でした。
全て身支度が整った後、車で撮影ポイントまで移動します。とある思い入れのある場所で撮影したのですが、撮影の移動中、以下の点がきつかったです。
- 歩きづらいので足元に十分注意しなければならないこと
- 天候が暑いこと
- 妊娠中で汗をかきやすい・息切れしやすいこと。
- 帯を通常より緩めにしているため、歩き回ると着崩れしてしまうこと
妊娠中の和装は、想像以上に疲れるので、足元はスニーカー。
妊娠中は只でさえ疲れやすくなっているのに、重い打掛を着て歩き回れば、キツイのは当たり前ですよね。7ヵ月初期でしたが、こんなに疲れるものなのか…と思い知りました。
撮影終了まで、終始夫に手を取ってもらって行動していました。
普段慣れない草履で歩いて転んでしまっては大変なので、撮影スポットに着くまではスニーカーで移動し、足元の見えないショットはスニーカーのまま撮影しました。笑
コンシェルジュの方とカメラマンさんが気遣ってくださり、本当にありがたかったです。
大変ではあったけど、無事撮影を終えることができ、素敵な写真も記念に残せたので良かったです。
色打掛を着ている時間は2時間程度でしたが、私にとってはギリギリのラインだったかもしれません。
結婚式だった場合は、室内で空調も効いているし、座っている時間が長ければ大丈夫かな?という感覚。いずれにせよ、「慎重に判断」ということになると思います。
万全な準備で、素敵な着物のきこなしを楽しんで♪
体調や安全面をしっかりと考慮して危険を回避すれば、妊娠中も着物を楽しむことができます。
さらに、終始介添えしてくれる人がいると安心です。
しっかりと計画を立て、万全な準備の上、着物のきこなしを楽しんでくださいね♪
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