転妻ブロガーのUtakoです。
過去に記事にしましたが、子どもが生まれてから、義父母との関係性についてとても悩んでいます。
嫌なことをされたわけではありません、価値観が合わず、しかし距離を取りたくなってしまいます。
一度「自分の考えを改めるべきこと」と、「そのまま素直な気持ちを持っていても良いと思うこと」を整理してみた結果、「好きになる努力」をしなくても良いのでは?という結論にいたりました。
本記事は、義父母との関係の悩みを解消すべく、「好きになる努力をやめてみた」というお話です。
子どもができるまでは、ほとんど会わなかった。

結婚してから今年引っ越しをするまでは、義実家とは遠方に住んでおり、更にコロナ禍の影響もあったので、義父母とは年に1回会うくらいの関係でした。
父の日・母の日にギフトを贈ったり、たまに義母が荷物を送ってくれることにお礼の連絡をする程度の関係だったので、本当に感謝していたし、恐縮する想いでいました。
そんな関係だったのが、突然頻繁に会うようになり、その都度どんどん義父母の色々な面が見えるようになって、価値観の違いに戸惑っています。
基本的には、私たち家族に良くしてくれる義両親です。
義父母と価値観が合わないところ

価値観は違って当たり前!
他人なら流せるけど、微妙な距離感の義父母は、きつい時あるよね。
義父はいわゆる「昭和のひと」
義父は、「昔の人」という印象で、家長制度に近い考えを持った人です。
実際に何かを強要されたことはないし、会えば穏やかに接してくれています。
しかし、夫から聞く昔の義父は、「父親のいうことは絶対で、家事育児はほとんどやらなかった」人だったそうです。
たまに、その面影を感じることはあります。
両家顔合わせをしたとき、「家を大事にしてもらわないと」と言われたことや、妊娠中に子どもの性別が男の子だとわかった時、「男の子で、跡取りができてうれしい」というメールが届いたことが、私の心をモヤッとさせました。
でも、そんな義父と闘う労力もないし、義母、夫を困惑させるだろうし、ニコニコ黙って聞いています。
このブログでは、自分らしさ云々を語っているくせに、自分は義父に何も言えないのです。情けない…
義父との価値観の違いはこちらの記事にも記載しています。↓
義母は、親切心が強すぎる。
義母は、おせっかいなくらいに親切にしてくることと、夫に対して子離れができていないこと、孫溺愛フィーバー中なことが苦手です。
私が苦手になったきっかけは、以下の記事を見ていただければわかると思います。実は、その後も追記したいくらい様々なことがありましたが…
相手が必要としてないことまでお世話しようとしたり、入って来るところが苦手です。
距離が近いことが嬉しいと思う方は、嬉しいでしょう。
でも、私がもともとコミュ障で、かつ産後のズタボロメンタル。
突然距離感詰めて来られても、戸惑うしかありませんでした。
義母のいらない親切をうまく拒めばよかったけれど、そんな高難度なことを考える余裕もなく、我慢するしかなかった結果、あんまり我慢できなかったのですけどね…
なぜこんなに悩んでしまうのだろう…?

夫の両親だから、大切にしないと…
なんでこんなに、あの人たちのことを考えてしまうのだろう…
大事な夫の実の両親だからですよね。
どうでもいい人だったら、悩むことすら無駄ですよね。
「夫の両親だし、ずっと付き合っていくのだから、良い関係を保たないと…」
「夫の両親なんだから、嫌いになるなんてダメだ」
「一般的に理想とされる関係性」に正そうとするけど、どうしても受け入れられない何かがあるから苦しいのです。
その何かと言えば、価値観の違いなんだろうなぁ…
子育てに自信がないから、他人に取られそうな気持ちになる
義父母に嫌悪感を抱くシーンを考えると、私の息子と接するシーンが多いことに気付きました。
息子が生まれるまでは、義父母に対してネガティブな感情はありませんでした。
しかし、息子が生まれた今、祖父母が孫をかわいがるのは当たり前のことなのに、どうしてもその光景を見ているのと嫌な気持ちになるし、孫に会いたいがために誘われるのも辛いのです。
なぜ私はこんな感情を抱いているのだろう…
私や息子に良くしてくれようとする人たちなのに。
そこを深堀していくと、「自分の子育てに対する自信のなさ」が見えてきました。
母としての自信がないがために、息子が他人に取られてしまうような気持ちになったり、息子にとって「一番」でいたいと思ってしまったり。
自分の中に、別の根深い「闇」があることがわかりました。
自分で、勝手に義両親の呪縛にかかっている
義両親の苦手な部分を列挙してみたりしたけど、結局のところ、気にしすぎて、自分で自分を苦しめている気がします。
というのも、義両親は、私がこんなに悩んでいることは知らず、まあまあ良好な関係だと思っていることでしょう。
ならばこちらも、義両親と価値観が違うことは割り切って考え、放っておけばいいのに、一人でああでもないこうでもないと、自ら「あらぬ心配ごと」をつくり、悶々と苦しんでいるのです。
実は悩みの大半はそれだったり…苦笑
自分で勝手に義両親の呪縛を作り上げ、自らかかってしまっている部分もあると自覚しています。
呪縛を解こう!
心を開放してあげよう!
好きになる努力をやめてみる。

自分の気持ちを整理し、「夫の両親だから、厄介ごともめごとは避けたい。だから苦手だけど嫌われたくない。」という気持ちが見えてきました。
正直に言うと、私は、どんな苦手な人でも、あまり知らない人でも、「人に嫌われる」ということにとても敏感で、恐れています。
そこで考えたのは、「嫌われたくない気持ちを持っていても良いけど、無理に好きになろうともしなくて良い」ということ。
自分の義両親に対するマイナスな気持ちを封じ込めて、無理矢理正そうとするから苦しくなる…
自分の感情を押し込めて、無理に好きになろうとするから苦しくなる…
苦手なら苦手でよし。
その気持ちをシンプルに自覚して、社会人として最低限友好的な態度を貫けば良いのです。
私たちは、義実家の下部組織ではなく、独立した世帯であることを認識

私にとって義父母はややこしい関係に思えてしまいましたが、「行政手続き上から見る家族関係」を知ると、少し気が楽になりました。
戸籍は、夫が転勤族で家が定まらないので、義実家の住所にしただけであって、いずれどこかに拠点を設けたら移す予定。
戸籍法の解釈からすると、「私たちは、それぞれの実家の戸籍から抜け、独立した世帯をつくったのだ」としっかり把握しておくと、少しだけ心が軽くなります。
義実家の下部組織でもなんでもない、独立した1つの家族。
極端な話、私たち家族のことを、誰に何を言われる筋合いもないのです。
なーんだ。そんなもんか。って、ちょっと思えるのです。
法制度を理解することで、「距離」を感じられると、少しだけ安心します。
同じ境遇の人は、沢山いる!
この記事を書いてからしばらく経ちましたが、2022年10月現在、どうなっているかというと…
まったく改善されていません。
義父母への嫌悪感は、私の大きな悩みのまま。
その気持ちをコミックエッセイにしてインスタグラムに載せてみたところ、多くの方に共感していただきました。
「いいね」や、コメントで、想像以上の共感を得ることができ、私自身とても励まされました。
このような悩みはすぐには解決しないもの。
でも、悩みに共感していただけること、同じように感じている人は沢山いるということ、それが私にとって大きな励みになりました。
よろしければ、コミックエッセイも読んでみてください。↓
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