【新生児無呼吸発作】生後1日で我が子がNICUへ入院した話

子育て
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こんにちは、転妻ブロガーのUtakoです。

1月中旬に出産し、現在はドタバタと悩みつつも育児を楽しんでいますが、実は出産後はかなりタフな日々を過ごしていました。

というのも、息子が生後1日で「無呼吸発作」を発症してしまい、隣町の総合病院へ救急搬送されたのです。

当時はとても不安な日々で辛い思いもしましたが、幸い症状は改善され、今は元気にすくすく育ってくれています。

今回は息子の「新生児無呼吸発作」について綴ります。

※本記事は、私と息子の経験を独自の視点で主観的に綴ったものです。全ての方の症状に当てはまるものではないことをご理解ください。

第一子誕生は、かけがえのない瞬間

初産で、3,100gの男の子を出産しました。

39週1日で高位破水し、翌日に陣痛促進剤を使用して出産。分娩時間約7時間の安産でした。(言葉に言い表せないくらい痛かったし、出血多量の部類だったみたいですが、安産なんだそうです。)

息子が出てきた瞬間は、忘れられません。

初めて腕に抱いたときに感じた重みに、「ああ、本当に生まれてきてくれたんだな」と感動したことを覚えています。

産後の私の腕や足は筋肉痛になっており、下半身がうまく動かせない状態。それでも幸せな気持ちでいっぱいでした。

この時は、「これから毎日、この子との生活が始まるんだな…」と、楽しみでしょうがなかったです。

「顔色が悪い…?」と、感じた違和感。

私が入院した産院は、出産翌日から母子同室が始まりますが、最初の2日間だけは、夜は休めるようにと21時までの同室となっていました。

生後1日目の21時のミルクを終え、少し抱っこしたりしながら、ナースステーションへ息子を預けにいく準備をしていると、なんだか様子がおかしいことに気付きました。

表情は穏やかだけど、あまり動かない。なんだか顔色が悪い。

話しかけて撫でると、少し弱い感じはあったものの動いたので少しだけホッとしました。不安になってすぐにナースステーションに連れて行きました。

呼び出しに出てきてくれた看護師さんが、「顔色が悪い」という私の言葉にハッとして息子の背中を強めに撫でると、息子は「ワ―ッ」と泣きました。

「お母さんのおなかにいた時は、何もしなくても酸素をもらえていたから、生まれて間もない時は呼吸をするのを忘れてしまうことがあるの」と話してくれました。

とても穏やかに話してくれたので、「そんなに緊急事態ではないのかな」と思いました。しかし、とても不安で夫に電話しました。

夫と電話をしていると、先生が病室に来て、「赤ちゃんの顔色がやっぱり悪いから、産院よりも専門的に見てもらえる総合病院へ転院したほうが良いと思う」と言われました。

「生まれた瞬間はしっかり泣いたから、大丈夫だと思うけど、念のため」と説明を受け、10分後くらいに救急車が到着。

先生が救急隊の方に「チアノーゼが…」と話しているのが聞こえました。私はこの時点で息子の症状がどんなものなのか、何がいけないのか、よくわかっていませんでした。

息子は看護師さんに抱かれ、車で40分程の場所にある総合病院のNICUへ運ばれていきました。

とても寒い夜でした。確か22時は過ぎていたと思います。

先生と一緒に産院の入口で救急車を見送る時、不安で悲しいけれど、どこか他人事のような、よくわからない感情で、入口にただ立っていました。夜風が一瞬で身体を冷やしたことを覚えています。

楽しみだった我が子との生活は、想像もできませんでした。

その日は朝まで、「新生児・無呼吸」とインターネットやSNSで検索し続けていました。

総合病院のNICUへ入院した我が子

息子が救急搬送された翌朝。

産院の先生に外出許可をもらい、母に送迎を頼んで息子のいる総合病院のNICUへ面会に行きました。

「NICUってすごいところだよね、そんなに危ない状況なのかな、こわい…」そんな気持ちでした。

産院の先生は、「NICUは24時間細かく管理されているから、逆に安心と考えていいよ」と言われましたが、安心はできませんでした。だって、細かく管理されなければならない場所に入院してしまったのだから…

病院に到着し、受付を済ましてNICUへ。新型コロナウイルスの感染防止対策のため、実母または実父しか面会ができないことになっていました。また実父・実母でも県外滞在者は、2週間の待機がないと入れませんでした。

里帰り出産だったので夫は県外の自宅におり、実家に来ても面会はできません。面会ができるのは私のみでした。

いくつものセキュリティをチェックして、息子の保育器の所まで案内されました。

保育器の中の息子には、パッと見て数えられない程の管が繋がれていました。

その姿を見て、とてもショックを受けました。

昨日までおくるみにくるまれて愛らしい姿を見せてくれていたのに…と、涙が溢れてきました。

息子の身体を触って良いかもわからず、ただ立っていると、主治医の先生と担当医の先生がやってきて、「呼吸を止めてしまうんです」と、症状を話してくれました。

ここでやっと、息子の症状について明確に聞くことができました。

無呼吸発作の症状に対して行った検査

主治医の先生には、息子は生後1日目に産院で3回、NICUで2回、無呼吸になってしまったと聞かされました。

無呼吸になってしまう原因を見つけるために、様々な疾患を疑い、検査が行う旨の説明を受けました。主に以下の疾患に関する検査です。

  • 感染症
  • てんかん
  • 脳の異常
  • 気管の異常 等

最後に、 「検査を行って異常がなければ、出産時のストレス等で一時的に呼吸を止めてしまうことがあるので、それかもしれない」ということを仰いました。

検査を受けるにあたり、同意書にサインが必要になります。赤ちゃんなので大人しくしていられないため、身体を拘束することへの同意や、輸血が必要になった際にその血液にウイルスや病原体が含まれる可能性があること(ほぼないそうですが可能性はゼロではない)、その他いくつかの同意書にサインを求められました。

一度に様々な検査の説明をされ、しっかり理解できず呆然と言われるがままにサインをしてしまっていたと思います。

何もよくわからないので、お医者さまの言うことを聞いておかなければ…という気持ちでした。

検査結果

全ての検査を終え、感染症やてんかん、脳の異常は見つかりませんでした。

点滴、血液検査、継続的な脳波での観察やMRIなど、生まれてきたばかりの小さな身体で耐えてくれました。

入院初日からしばらくは点滴での栄養補給がされていたので、今でも手の甲には複数の針の跡が残っています。

最終的に、診断された症状の名前は、「無呼吸発作」と「喉頭軟化症」でした。母子手帳にもそう記載されています。

新生児無呼吸発作

「新生児無呼吸発作」とは、簡単に言うと、生まれて間もない赤ちゃんが呼吸を20秒以上止めてしまうこと。20秒以下の無呼吸で、徐脈だったり、中枢性チアノーゼを起こしてしまう場合も含まれるそう。

生まれたばかりの赤ちゃんは呼吸中枢が未熟なため、日数が経つにつれて改善されていくというもの。調べると、早産などで生まれた赤ちゃんに多いとされていますが、生産期で生まれた赤ちゃんにもみられるそうです。

実際に、息子は生後1日目と3日目に呼吸が安定しませんでしたが、その後改善され、今では全く無呼吸の症状は見られません。

喉頭軟化症

「喉頭軟化症」とは、気管が柔らかいために呼吸に支障が出るといった症状です。

重度の場合は治療が必要になりますが、軽度の場合は、月数を重ねるごとに改善されるものだそうです。

息子の場合は、軽度で呼吸も自分で出来ているので治療は必要なく、定期健診なども必要ないとのことでした。

そもそも、赤ちゃんは大人よりもずっと気管が柔らかいもので、1歳になる頃には改善されるそうです。

先生曰く、息子の場合は無呼吸発作があったから検査をして、軽度の「喉頭軟化症」が見つかったけど、このくらいの症状を持った赤ちゃんは沢山いるだろうとのこと。

新生児の時期には特に普段呼吸をするときなどでも、喉から色々な音が聞こえました。事前に「喉頭軟化症」のことを知っておけたので、不安にならずに済みました。

この記事を書いている現在は2か月の終わりですが、「喉の方から聞こえる色々な音」は大分減ったように思います。強くなっているのだと思います。

退院後の様子

最終的に、17日間の入院生活でした。

「毎日いつ退院できるのだろう、症状が悪化しないよね?」と不安を抱えて面会に行っていました。

14日目、先生から「いつ退院したい?」と聞かれ、「そんな、私が決めていいの?」と驚きました。検査は異常なかったし、生後3日目以降は呼吸も安定しており、呼吸器も外せることになったから大丈夫とのことでした。

夫と予定を決めて、17日目に退院しました。

実家に帰ってからは、1ヵ月を迎えるくらいまで毎日不安でした。

もし無呼吸になってしまったら…私が症状を見過ごしてしまってもしものことがあったら…

産院では同室で寝たこともなかったので、初めて一緒に寝る夜、何度も呼吸を確認したり、息子が動く度に元気か確認したりと、一睡もできませんでした。

今では私も落ち着いて、毎日仲良く寝ています。(寝かしつけに苦労気味ですが)

NICUにいる我が子にしてあげられること

産褥期に不安に悩まされ、毎日母乳を絞って片道40分かけて通った日々は、自分の身体にも大きなストレスを与えてしまいました。

産院の助産師さんからは、「無理して毎日通わなくても母親失格なんてことはない。しっかり身体を休めることが大事。」ということを仰ってくださいました。

でも、毎日息子に会い行ったことに後悔はないです。

そうしたかったし、そうせずにいられなかった。

産褥期の身体で無理をしないでと産院から言われていたし、私もさすがに疲れが溜まっていました。でも、私には母乳を絞って面会に行くことしか息子のためにできることがなく、更に日に日に成長していく姿を一日でも逃したくありませんでした。

一方で、自分が健康でなければ、退院後の息子のお世話ができないと思っていたので、家にいる時は極力自分の身体を労わりました。

最後に

当時は毎日不安で心労もありましたが、幸いなことに、今では「経験」として語れるくらいになりました。

NICU入院中のことや、無呼吸発作の経過に関すること、産褥期の母体に関することは別途記事にしたいと思っています。

私は息子がNICUに入院することになってから、無呼吸発作のことをインターネットでひたすら検索し、沢山の方のブログやインスタグラムで情報を収集させてもらっていました。

「新生児無呼吸発作」が日数が経過するとともに改善される症状だからといって簡単に「大丈夫」とは言えません。あくまで一つの例として参考にしていただければ幸いです。

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