HSPだけど…ストレスを避けることと、逃げることは違った。

自分らしさ研究所
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感受性が強く、人一倍繊細な気質を持った方、「HSP(Highly Sensitive Person)」ハイリー・センシティブ・パーソン

数年前に「繊細さん」という本が出版され、話題を呼びましたよね。そこで「HSP」という言葉と意味を知ったという方も多いのではないでしょうか。

私もその一人で、「繊細さん」を読んで、「自分もHSPに当てはまるのでは…」と気づきました。

今まで、自分の”性格”を直したいと思い悩んできたことが、生まれ持った”気質”によるものだったということに気付き、妙に納得することができたのと同時に、少々心が軽くなりました。

しかし、その後「自分はHSPだから…」と思い詰め過ぎて、自分で自分の人生の選択肢を狭めてしまっていた自分に、最近気づきました。

これ、もしかすると生きづらさを感じているHSPが、ストレッサーを回避して自分らしく生きようとする時に、陥りがちな部分なのかもしれません。

今回は、「ストレスをうまく回避して自分らしく生きようと思ったら、”逃げた人生”を送ってしまっていた自分に気付いた」という私の経験談をつづります。

残念な「ストレスの避け方」をしていませんか?

HSPには、様々な“苦手なこと”がありますよね。

感受性が豊かな故に、人よりも多くの刺激を受けやすく、その結果深く傷ついてしまったり、疲れてしまったり…

私は、「自分もHSPかもしれない」と気付いてから、この“苦手なこと”が発生しそうな場面を、自ずと避けるようになりました。

本記事で語る上での前提なのですが、「ストレスから逃げることは、大切なこと」だと考えています。

ストレッサーとなるものをうまく回避して、最小限のストレスに留めることができれば良いのですが…

私の場合は、「自分はHSPだから、どうせ辛くなってしまう、どうせうまくいかない」などと強く思うことで、自分を成長させる好機でさえも、避けるようになってしまっていました。

自分が不安に思うことをことごとく避けてしまった結果、確かに、この数年は他人からストレスを受けたり、嫌な思いをすることは、以前よりも少なかったと思います。

しかし、一見平穏な日々に思えるのですが、成長できず、ただただ刺激のない日々を送ってしまっていたのです。

私は、結婚を機に新卒で始めた仕事を辞めて転勤族となりました。「今までとても辛かったから…」と、人と関わりが少なそうなお仕事を探したり、妊娠がわかって間もなく職場と揉めるのが嫌で仕事を辞めてしまったり…(小さなマタハラを恐れすぎた)

産後も、新しい場所に出ていくのが恐くて、息子と二人きりの日々を過ごし続けて病んでしまったり…

自分の置かれた「環境」によって、そうせざるを得なかった部分もありますが、「外でがんばってみる」という方は選ばずに、ここ2~3年生きていました。

そのうちに、社会の中で受けるであろう刺激への耐性がなくなってきて、より一層外に出る(人と関わる)ことが恐くなり、それによって更に社会と距離を取りたくなる。

完全に、”負のスパイラル”に陥っていました。

ストレスを避け続けて生んだ弊害

では、とにかくストレスを避ける生活をし続けた結果、どのような残念な結果を生んでしまったかについてお話します。

今思うことは、苦手なことに対して、「HSPだからストレスとなることを避けなきゃ!」と、より強く”苦手意識”を持ってしまったことで、食わず嫌いまで起こしていたということ。

そして、「強いストレスを緩和して自分らしく生きてゆく」という目的を外れ、徐々に「傷つきたくない、こわいと言ったネガティブな感情を持つであろう瞬間からことごとく逃れる」という方向へ逸れてしまっていました。

その結果生まれてしまった、ある意味「新しい私」は、以下のとおり。

  • 新しい場所に出て行かなくなった
  • (知らない人でも)他人の目が恐くなった
  • 新しい出会いが激減した
  • お金を稼げなくなった
  • 何も成長していない自分に自己嫌悪
  • 他人からの拒否(とても些細なもの)を極度に恐れるようになった

上の二つは、元々苦手なことですが、より一層苦手になりました。

そんな感じなので、自然と新しい出会いもなくなるし、ドンドン道を切り開いて働こうという意志もないので、お金も稼げなくなりました。

最終的には、何も変化のない自分に嫌気がさす日々を過ごすことになりました。

コロナ禍で世間がストップしていた頃は、あまり焦りを感じていませんでしたが、withコロナになって、また世間が動き出すのを見て、何も変わらずに努力もせず、現状維持のままの自分に焦りを感じるようになりました。

むしろ、現状維持しているように見えて、ただただ退化していました。

リストの最後、「他人からの拒否(とても些細なもの)を極度に恐れるようになった」ということですが、夫から「なぜそんなことで恐れる?」と謎に思われる些細なことまで、気にして恐れていました。

例えば、息子と一緒に利用している「子育て支援センター」は、コロナ禍で予約制となっています。電話予約をし、空いていれば利用できますが、枠が埋まっていると利用できません。

なんと私は、電話をして断られることすら恐れていました。曜日や時間帯、天気など混みそうな日時は、断られそうだから止めておいたり…

本当に、なんなんでしょうね。(笑)

脱却のきっかけは、子育てネットワーク

子どもが生まれると、必然的に新しいコミュニティに足を踏み入れることになります。

それまで関わらなかった人、行かなかった場所、見ようともしなかった景色に出会います。

最初はすごく疲れたけれど、新しい出会いを楽しいと思えるようになった時、ここ数年、もったいない生き方をしてしまっていたことに気付いて後悔しました。

そこで社会と接することを楽しむ心の余裕を取り戻せてきたので、私もまた一歩前に進むために、(家計的にそうせざるを得ないわけでもありますが)お仕事を再開することにしました。

でも、ひたすら内に籠って生きた日々も、それはそれで良い経験でした。人生の夏休みのようなものだったと今は思っています。

大切なことに気付かせてくれた子育て、息子、その間ずっと支えてくれた夫、ありがとう。

“食わず嫌い”はせず、チャレンジする楽しさを忘れない。

HSPでも、HHP型かどうか(刺激を求めるか求めないか)、内向的か外交的か、様々なパターンがありますよね。

自分のストレッサーとなるものを予め避けることは、めまぐるしく回る現代社会で少なからず誰にでも必要なものですが、その避け方は人それぞれ。

中には、私のようにとことんストレスを避けて生きてゆきたいと思う方もいるかもしれません。

しかし、私の場合は、行き過ぎてしまうと、「成長のない生活を送りかねない」ということに気付きました。

”変える”ことでしか、前に進めない時もあります。

私の中では、今が、「変えなければならない時」なのです。

何か行動を起こすかどうか迷う時、やっぱり不安や恐れが込み上げてきます。そんな時は「チャレンジすることを“ちょっとだけ楽しんでみよう”」という気持ちでいることにしています。

もちろん、チャレンジの過程や結果において、気にしてしまうこと、落ち込んでしまうことは多々あります。その都度、自分の殻に閉じこもって落ち着かせたり、夫に励ましてもらうことでなんとか平常心を取り戻しています。

一生懸命にならなくて大丈夫。

いつもより、”ほんのちょっと”がんばれたら、それで良いのです。数ミリでも進んいるのですから。

嫌ならやらない。「不安なだけ」なら、やってみる。

HSPが何かに挑戦するときに心がけると良いと思うことは、「嫌ならやらない、不安なだけならやってみる」ということです。

新しく挑戦することは、ワクワクする場合もあるし、恐いと感じる場合もありますよね。

そこに「嫌」という気持ちがあるならば、その挑戦はしない方が無難です。特にHSPの方はそうかと思います。

しかし、不安な気持ちがあるだけで、本心では「やってみたい」という気持ちならば、挑戦してみる方が、ストレスの先に新たな道や希望が待っているかもしれません。

HSPでストレスを感じるのが恐いからと自分を守り過ぎず、出会えないこと・人・場所が待っているワクワクを楽しんでみようと思っています。

もちろん、常にポジティブにはいられません。

ポジティブになる時があっても良いし、ネガティブになる時があっても良い。

私は、そんな風にこの時代を生きてゆこうと思います。

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