人生満たされない。完璧主義をやめたら幸福を感じるようになった話

Utako

なぜかいつも満たされない…って、感じていませんか?

特別な不自由があるわけではないけど、いつもどこか満たされない…

そんな思いを抱えて過ごしている方、いませんか?

自分の人生に満足できないから、人を羨んでしまったり、自己嫌悪してしまったり

もしかしたら、日常の小さなことまで気にしてしまう「完璧主義」が、幸せを感じる邪魔をしているかもしれません。

「満たされない人生」から解放されたいと思ったら、自分の「完璧主義」について考えてみましょう!

今回は、全てのことに完璧や理想を求めすぎることで生じるデメリットと、完璧主義をやめたい時の対処法について自らの経験を元に綴ります。

目次

過度な「完璧主義」がもたらすデメリット

Utako

完璧主義、中々自覚できていないパターンも多々あります

なぜかいつも心が満たされない…

私は少し前まで、そんな状況でした。

「些細なことにまで完璧を求めてしまう」という癖が、心満たされない状況を生み出していたのです。

「完璧主義」だった私は、日常の小さなことでも「ベスト」を選びたがりました。

ある程度の結果が得られたとしても、自分の理想とする完璧を求めて、「次」や「他」を探し続けてしまうことで、幸福を感じる機会が少ない状況に…

些細なことにまで完璧を求めることで、ストレスや自己嫌悪などの感情を抱くことが増え、心満たされない状況を悪化させていました。

ここで、日常生活で過度に完璧を求めることで生じてしまったデメリットをご紹介します。

小さな幸福に気付けない

常に心が満たされない状況はとてももどかしく、ネガティブ思考になることも多いため、身の回りの幸せを感じにくくなります。

私はいつも「完璧」に固執し、自分の理想を追い求めるあまりに、日常の小さなことに幸せを感じることができなくなっていました。

些細なことにも幸福感を得られる性格の方がお得だし、心が豊かになりますよね。

ストレスを抱えやすくなる

Utako

完璧主義の一番のデメリットは意外とこれ!!

日常には、残念ながらうまくいかないことがゴロゴロ転がっているものです。

完璧主義だと、うまくいかないことに直面した時に、いちいちストレスを抱えてしまいがち。

自分はこうしたいのに…

なんでうまくいかないんだ…

気持ちが晴れず、環境や自分を嫌悪することも。

ストレスを抱えている状況は、更にストレスを生み、他のことに対しても悪影響を及ぼしかねません。

これは、「完璧主義」がもたらす一番のデメリットと言えるかもしれませんね。

素の自分がわからなくなり、結局全て中途半端になりがち

完璧主義に囚われると、自分が本当に必要とするもの、叶えたいと思うことが見えなくなることもあります。

誰にでも、今自分がすべきこと、少し先の将来に向けて注力すべきことがあると思います。

「完璧」を求めるならば、本当に自分がやるべきこと、本当に目標を達成したいと思うことに対してその信念を持つべきです。

そんな時に、雑多なことにまで気を取られて、注力すべきところに注力できなくなるのは勿体ないですよね。

SNSが普及し、たくさんの情報が入って来る現代。

あれもこれも理想を抱きがちになってしまうこともありますが、本当に自分が信念を持つべきことを見失わないことが大切です。

他人にも「完璧」を求めてしまう

些細なことにまで完璧を求める方の中には、他人にも「完璧」を求める方がいます。

他人の不完全な部分や失敗にイライラしてしまったり…

中には、他人に対して自分の理想の友達、同僚、パートナーであることを望んでしまう人も。

自分の失敗や不完全なことに嫌悪するならまだしも、他人にまで「完璧」を求めてしまうと、相手はきついですよね。

直接強要しないまでも、そのネガティブな感情は態度として伝わってしまうもの。

「完璧主義」は、時には人間関係にも悪影響を及ぼしかねないこともあるのです。

「完璧」なら幸せになれると思っていた勘違い

「完璧主義」がもたらすデメリットについてご紹介しましたが、なぜ私が「完璧主義」を続けていたかと言うと、「完璧を目指すことで幸せになれる」と勘違いしていたからです。

全てにおいて、自分の理想的であること、「完璧」な状態であれば、人生が満たされると勘違いしていました。

体感では、完璧主義に陥って15年くらい過ごしていたと思います。

高校生くらいから周りとの差や違いを気にするようになり、劣等感や人生に対する不満を抱くようになっていました。

Utako

私は、完璧主義歴15年でやっと手放せました。

長年「完璧主義」に振り回されて生きてきたのですが、今思えば、日常の些細なことが「完璧」だったとしても、結果的に人生はそんなに変わらないんですよね。

例えば、毎日健康的で品数の多い食事を作ろうとしたけど、仕事や育児で全然達成できなかった時にイライラしたり、英会話のレッスンを毎日続けたいのにできなかった日に自己嫌悪したり。

もちろん達成できることが理想的だけど、できなかったとしても大きな変化はないことですよね。

仮に何かが満たされたとしても、「完璧主義」自体を手放さなければ、幸福度は変わりません。

ほんの一瞬気持ちが満たされるだけで、また別の何かに「完璧」を追い求めている状況(≒心満たされない状況)に変わりはありません。

「完璧主義」をやめる方法

過度に「完璧」を求めるのは、

日々の行動や考え方に自分で意識づけて「完璧主義」を手放してゆきましょう。

自分で”ないものねだり”をするのではなく、今ある幸せ、達成感をしっかりと感じる癖をつけるのです。

幸せを感じる癖をつける

完璧主義の人は、「できて当たり前」になりがち。

できたことよりも、できなかったことの方が記憶に残りやすいので、ストレスも感じやすくなります。

逆に、幸せを感じやすくなるためにどんなことをすれば良いかと言うと、何か良いことがあった時は、どんなに小さなことでも、全力で喜んでみるのも手です。

些細な事にも喜びや幸福を感じられるようになると、過度に完璧を求め続けることに大きな意味を感じなくなります。

自分の目標ラインを若干低めに設定

Utako

OKラインを客観的に決めておこう

「完璧主義」の人は、目標を100%達成できないとストレスを感じたりネガティブな思考に陥ったりします。

100%達成できればベストだけど、人生全てにおいて100%達成は難しいのが現実。

そこは割り切らなければキリがありません。いちいちネガティブになっているなんて損です。

対処法として、自分なりに「ここまで行けたらOK」という合格ラインを設定しておくようにしています。

ポイントは、少し低めに合格ラインを設定しておくこと。

「完璧主義」の人の特徴として、必要以上に高い目標を掲げる傾向にあるので、自分が思うよりも少し低めに合格ラインを決めておくくらいでちょうどよいです。

OKラインを決めておくと、たとえ100%達成できなかったとしても、強いストレスや自己嫌悪は回避しやすくなりますよ。

自分の「理想」の基準を「他人」にしない

「あの人のようになりたい」と、他人に憧れることは悪いことではありません。

でも、オリジナルの目標を持たずに、いつも誰かを追いかけているうちは、心が満たされることは難しいと考えています。

他人になることはできません。

何か一つ、憧れる誰かに近づけたとしても、そこから更に新たな羨ましさや理想が生まれ続けます。

延々と誰かを追い続けることよりも、自分だけの楽しみや目標を見つけて、生活を豊かにすることにシフトしていった方が結果的にお得です。

優先順位をつけて、些細なこだわりは切り捨てる

「完璧主義」においては、些細なことにも完璧を求めたり、過度に高い目標を設定したり、どれも「必要以上」であることが問題なのです。

自分が一番がんばりたいことや大切にしたいことを認識し、見失わないことが大切です。

そのためには、ちょっとぐらい失敗しても大丈夫なこと、なくても困らないこと等に対しては、こだわりを捨ててしまいましょう。

その分、本当に注力したいことに集中することができます。

元々「完璧主義」の方は、集中力や完成度の高さ、責任感の強さなどが強みです。物事に注力する優先順位をつけることで、強みを活かすことができるでしょう。

あれもこれも気になってしまう場合は、まずは「自分の努力ではどうにもできないこと」を割り切ることから始めてみると良いでしょう。

「完璧主義」を手放すと、心の余裕が生まれる

「完璧主義」をやめたきっかけは、新卒から8年間働いてきた仕事を辞めた時、自分の人生をどう過ごしたいか考えたことです。

豪遊はできないけど、衣食住に困窮することはないし、余暇には趣味も楽しんでいる。

なのに、いつも心が満たされない。

常に自分の人生に不満を抱いている感覚に疲れてきた時、その根っこにある自分の価値観を考え直してみました。

Utako

いつになったら幸せになれるんだろう…とか、思っていました。

また、子育てが始まったことも影響しています。

あかちゃんを育てることは、自分の自由な時間がなくなるだけでなく、必要な家事でさえ自分が思ったように行動できなくことが日常茶飯事です。

そんな時に、「完璧主義」だと相当のストレスを抱えることになります。

息子の存在が私の心を強く広く育ててくれているのだと、今この文章を書きながら実感しています。

「完璧主義」をやめたら、無駄なストレスは減ったし、心に余裕を持てるようになりました。

Utako

育児における完璧主義は負の要素にしかなりません!

そして、家族にも余裕を持って接する時間が増えたし、何よりも他人の失敗に寛容になれたことが一番大きな成果だと思っています。(なんて、ちっちゃい人間だったんだ…)

何を大切にしたいかが明確になっているので、必要以上に完璧を求めることは減ったし、自然と他人を羨ましがったり、嫉妬したりするネガティブな感情も減りました。

「完璧主義」を手放すと、心に余裕が生まれるのを実感しています。

完璧主義はやめられる!

生きづらさを感じてしまうこともある「完璧主義」。

人生が満たされないと不満を抱えている人は、自分が完璧主義に囚われていないか自問してみましょう。

当てはまるような気がしたら、少しずつ「完璧」に捉われない意識づけをしてみましょう。

完璧にこなすとより、失敗したり、予定通りにいかなかった時の「修正力」を身に付けて、気持ちを軽く日々を充実させてゆきましょう。

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この記事を書いた人

楽しく暮らすHSPママ
元公務員
経理事務・WEBライター

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