母親になるのがこわい。自信のない私が子育てライフを楽しむまで

私には、現在1歳の息子がいます。

あかちゃんと二人きりで過ごす一日は、とても長く感じる日もありましたが、今では毎日息子を愛でながら、子育てライフを楽しんでいます。

しかし、妊娠前はもちろん、妊娠中、そして出産してからもしばらくは、「母親としてやっていけるのかな…」と、母親になる覚悟も自信もありませんでした。

そんな私が、純粋に子育てを楽しみ、母親としての自信喪失を克服するまでの記録を綴ります。

Utako

妊娠前、妊娠中、出産後もしばらくはずっと、自信なんて皆無でした。

この記事では、子育てに自信のない方、母親になる自信のない方へ、自信皆無だった私の母親としての成長記録をつづりたいと思います。

目次

母親になる実感も自信もない妊娠生活

「いつかは子どもが欲しい」けど…

Utako

いつかは妊娠したいけど、なんか不安だしこわいという状態でした。

実は、最初に「子どもが欲しい」と思っていたのは夫でした。

私は、子どもの話になると、「いつかは欲しい」という言い方をしていました。

自分の子に出会ってみたいけど、親になる覚悟がありませんでした。

ある時、夫の海外への転勤話が舞い込んできて、近い将来を考えた時に、年齢的にも「子ども…そろそろ授かろうか…」と思ったのがきっかけでした。

(その後、海外駐在の話は流れました。)

もしかしたら、妊娠前に「絶対に子どもがほしい!ママになりたい!」という気持ちから入っていれば、母親になる気満々で過ごせたのかもしれません。

お腹に宿る命が愛おしいけど、どこか他人事

Utako

妊娠してもなお、実感はなく…

妊娠が判明した時は、とても嬉しかったけれど、同時に不安。

日に日に大きくなるお腹、初めて胎動を感じた日、子どもと一心同体で過ごした全ての経験が、とても愛おしく、驚きと感動でいっぱいな妊娠生活でした。

しかし、「本当に、ここにいるんだよね!?」と、信じられない気持ち。

いつもどこか他人事のような感覚で、日々が過ぎていきました。

結局は出産直前まで、「覚悟」なんて決まりませんでした。

子どもの姿が目に見えないから、実感を得られなかったのかもしれません。

なぜ親になる自信がなかったのか

親になると同時に、大きな責任がうまれます。

その責任の大きさにプレッシャーを感じ、元々自己肯定感の低い私は、「私なんかが…」という気持ちになっていました。

大事な命を守れるのか不安

生物は当たり前のように子孫を残していくけど…

よく考えれば考えるほど、壮大で難しいことをしているように思えてきませんか?

一人の人間を危険をさらすことなく、安全に育て上げることができるのか、今まで自由気ままに生きてきた自分には、想像ができませんでした。

この世で一番大切ともいえる命を、守っている人、動物、昆虫…みんな、すごいよ!!

人間を育てられる程、自分は立派な人間じゃない

無事出産を終えると、始まるのが育児。

そして、「教育」が始まります。

自己肯定感ゼロな私が、怠惰でだらしない私が、子どもの人間性を左右する「教育」をちゃんとできるのか。

私は、人に何かを教えられる程の人間なのか。

考え出したらキリがありません。

自己肯定感の低い方は、同じように悩む方いらっしゃるのではないでしょうか…?

でも、気付いたら「親」になっていた

Utako

育児に慣れてくると、不安よりも「楽しい」が勝つようになりました!

あれだけ、うじうじ悩んでいたのに、今では母親として子育てライフを楽しんでいます!

どちらかというと、親の自覚を持ったというよりは、「親というものを無駄に意識しなくなった」感覚に近いです。

息子がかわいすぎる!大切!宝物!それだけ!

他人からは、ちゃんと「親」に見えている!

自分に母親としての自信がなくても、他人から見れば、あなたはしっかり「親」に見えています。

息子を連れておでかけをすれば、ゆく先々で私は「お母さん」「ママ」と呼ばれます。

当たり前ですが、ちゃんと「母親」だと認識されているんです。

なんだか変な話ですが、他人からの反応で、「あ、私はお母さんなんだ」と、実感するようになったことも、「母になる自信がない自分」を解消してくれたのかもしれません。

ただ子どもを愛でてみて

今子どもがいる方は、「母親」云々…一回全て忘れて、ただただ自分の子を愛でてみて!

親として上から子どもを見るのではなくて、同じ目線で満面の笑みで、心から一緒に笑い合ってみて!

子どもと幸せな時間を共有できたら、自分が親であるとか、親であるためには立派じゃなくちゃダメとか、そんなことどうでもよくなるんです。

ただただお子さんと笑い合ってみてください。

抱きしめる心地よさ、スキンシップの温もりをただただ感じてみてください。

一緒に幸せを感じられたら、それで良いんです。

ちゃんとお父さん・お母さんですよ。

「自信」ではなく、「子どもが大切かどうか」を考える

自信は無くても良いもの

妊娠、出産、子育てを経験して思うことは、「母親になる自信がなくてもいい」ということ。

大切なのは、「自信」ではなく、「自分の子どものことが大切かどうか」だと思います。

もしかしたら、最初から自信のある人の方が少ないかもしれません。

育児ではなく、仕事で考えてみてください。

やってみたい仕事があるけど、未経験。

最初から自信はないけど挑戦してみる人、多いですよね。

初めは不安ばかりで、でも一つ一つ経験を積み上げて、自信をつけてゆきますよね。

「子育て」って、時に神格化されやすくて、目に見えない「母性」のようなもので誰でもできるような雰囲気醸し出していますが、みんな全くの素人で、四苦八苦しながら成長していくもの。

当たり前にできるものではないのです。

「母親としての自信はないけど、子どもと一緒にいられて嬉しい」なら、OK!

自信がないから、これまで無事に育ててこれた

自信というのは、時に油断を招くもの。

子育て中、特に乳幼児期は常に危険と隣り合わせと言っても過言ではありません。

油断大敵ですよね。

私は、親になる自信がなかったからこそ、ここまで子どもを無事に育てて来れたのだと思っています。

自信がないから心配性で、沢山調べて知識をつけて、日常の細かいことに気を付けています。

気を付けても、ヒヤッとした経験はあります。

自信があったら、油断をしていたら、どうなっていたかな…と思うこともあります。

心配性すぎる性格は、とても疲れることもあるけど、自信は常に持っていいなくても良いんです。

妊娠に踏み切れない…

これから妊娠をしようか迷っている方もいますよね。

親になる自信がなくて、踏み切れない方もいるでしょう。

「母親になる自信はないけど、自分の子に会ってみたい」と思うなら、妊娠への一歩を進んでみても良いのではないでしょうか。

もちろん、子どもを育てる上での最低限の衣食住を確保できる環境であることは、必須だと思いますが。

「親」という理想像を、完璧に抱きすぎない

私は、「母親」というものの理想像を完璧にイメージしていました。

「親」というものは、いつでも子に優しく、温かく、包み込んであげるもの。

子どものためなら、いつだって頑張れる。時には、犠牲にだってなれる。

…と、こんなイメージを抱いていました。

常に…って、無理ですよね。完全に「理想」ですよね。

母親に完璧な理想像を抱いていたら、そりゃ自信も持てませんよね。

中には、そんなお父さん、お母さんもいるかもしれませんが、中々いません。

世の中のお父さん、お母さん、思っている以上に適当でした。

(「適当」というのは、雑でもなんでもよいというわけではなく、「良いバランスで子育てをしている」という意味。)

「良い母親になれるかな…」と不安で自信のなかった私に声をかけるなら、「大丈夫、みんなもっとテキトーだよ!!」って言ってあげたいです。

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この記事を書いた人

楽しく暮らすHSPママ
元公務員
経理事務・WEBライター

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