【性表現って何?】「自分らしさ」も「おしゃれ」も、十人十色。

自分らしさ研究所

「性表現」という言葉を聞いたことはありますか?

「身体の性」や「こころの性」とは別に、「自分を表す性」もあります。今回は、この「性表現」についてのお話です。

性表現ってなに?

「性表現」とは、「外見や言動、行動などで表す性」のことです。

自分の性をどのように認識するかという「性自認」(こころの性)とは異なり、「自分をどう表現したいか」ということです。

自認する性が女で、可愛くなりたい、キラキラ可愛いものが好きだから、性表現も女性っぽくするという方、なんとなく想像つきますよね。

逆に、自認する性と、表現する性が異なるという人も普通にいます。例えば、「女性的な服装やメイクをしているから、性自認も女性だろう」と勝手に決めつけてしまうのは誤りなのです。

性はグラデーションで考える

以前、LGBTに関する勉強会に参加したとき、講師の先生に教わったことが印象的でした。

「性はグラデーションで考えると良い」ということです。

男と女の二択に当てはめようとするのではなく、人によって、または日によって、時期によって、色々なあり方が存在するのです。

中性的でいたいという人や、「昨日は女性っぽい気分だったけど、今日は男性っぽい気分」なんてこともあるのです。

女だけど、男の子になりたかった時代

個人的な話になりますが、私は多様性について理解を深めるまで、「性自認」や「性表現」についても知りませんでした。そもそも、自分の中にそういう概念もなかったように思います。

しかし、新しい知識として取り入れて、そしてふと自分と向き合ってみた時に、自分の「性表現」について思い出すエピソードがありました。

私の性自認は女ですが、小学生の頃は「男の子のようになりたい!」と思っていました。

髪型はショートカットにしていたし、スポーティーな恰好が好きでした。特に、 championのTシャツとハーフパンツが大好きでした。

関係ないけれど、ポーズは親指を立てるGoodのサインがかっこいいと思っていて、その頃の写真はどれもGoodポーズで写っています。時期によって謎のこだわりありますよね。

そして、お店や病院などで知らない方から男の子に間違えられるのが、嬉しかったことを覚えています。

また、男の子たちとも遊んでいました。これは、私が児童数の少ない田舎の小学校で育ったこともあり、自然とそういう環境になっていたとも言えます。

よく傷だらけになって、先生や親戚に「そんな傷ばかりつくって、お嫁にいけなくなっちゃうよ」と言われる度に、「お嫁になんかいけなくてもいいもん!」と言っていました。

もしかしたら、あの頃の私の性表現は男性だったのかもしれないと思いました。

ジェンダーレスの制服、ファッション

さて、「自分の性を表現するもの」の1つ、「衣服」についてもお話しておきます。

近年、制服のあり方やアパレル・ファッション業界にも、変化の時期が訪れているようです。

制服の選択化「男女共通デザイン」

最近では、学校の制服を選択できるようになってきましたね。

男子学生用(ズボン)と女子学生用(スカート)の二択でしたが、パンツスタイルの女子学生用の制服も選べるようになった学校が増えています。

男子学生用のスカートは、まだ浸透していないようですが、「男女共通デザイン」の制服を採用する学校も出てきました。

身体の性や性自認に関わらず、自分の好きな恰好で学校生活を送れることは、とても大切なことです。

アパレル業界で広がる「ジェンダーレス・ファッション」

無印良品を運営する会社・良品計画では、2019年より性別や年齢、体型を問わず誰でも着られる衣服の販売を開始しました。

シンプルなデザインの衣服を展開する無印良品ならではの取り組みのように思えますが、最近では多くのブランドにも広がっています。

ユニクロは、2021年夏、服飾専門学校とコラボして、「新・ボーダレスファッション」をテーマに展示会を行いました。

自分らしい「おしゃれ」を楽しむ時代

ジェンダーフリーやボーダレス等、男女共通デザインのアイテムを生み出すことは、アパレル業界の中でも広がりつつあり、多くのブランドが取り入れ始めています。

「男か女かの二択」という無意味な線引きをすることなく、誰でも自分らしくいられるファッションを楽しめる時代は訪れようとしているのかもしれません。

もはや、ファッションにおけるジェンダーレスは、特に若い世代を中心に、文化的な要素が強くなっているようにも思えます。

そもそもファッションというものは、時に気分を上げてくれたり、勇気をくれたり、楽しませてくれるもの。自分らしいおしゃれを楽しんで、なりたい自分を表現することは素敵なことですね。

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