忙しない現代社会、人間関係で悩むことも多いですよね。
周りを気遣いながら、ストレスを溜めないようにバランスを取って…
仕事や学校などで、周囲とのコミュニケーションを頑張っている方も多いことでしょう。
しかし、そんな中、気遣いをし過ぎると「鬱陶しい」と、ネガティブに思われてしまう可能性があります!
他人のことを考え過ぎてする「過剰な気遣い」の行動は、相手の負担になることもしばしば。
そこで、せっかくの善意が相手にとってネガティブなものになってしまわないように、気遣いをし過ぎてしまう理由と対処法について紐解いてみましょう!
本記事では、「気遣い過ぎて鬱陶しいと思われてしまう人」の気遣いしすぎる心理と、そうならないための対処法についてお話します。
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気遣いのし過ぎって、どんな感じ?
一般的には、「気遣い」とは円滑なコミュニケーションのためには多少必要なもの。
しかし、時には、鬱陶しがられてしまうこともあります。
一体どんな気遣いの仕方が、「気遣いのし過ぎ」と思われてしまうのでしょうか。
例をあげると…
- 何に対しても、何度も謝る
- いつも低姿勢で、相手ファースト
- 過剰に褒める
- ちょっとしたことでも、プレゼントやおみやげを準備する
- 自己犠牲が多い など。
一見「いい人」「親切な人」と思われそうですが、鬱陶しいと思われる危険性もあるのです。
キーポイントは、良かれと思ってした気遣いが「必要以上」なものと捉えられてしまうかどうか。
相手が必要としていない気遣いは、相手の負担になるだけなのです。
人に気遣いしがち…と、自分で思う方は、「相手をイライラさせてしまう気遣い」をしていないか、見直してみましょう。
気遣いをし過ぎてしまう理由
では、なぜ人は気遣いをし過ぎてしまうのでしょうか。
その行動の裏側には、様々な深層心理がありますが、大きな理由としては、次のことがあげられます。
- 人に嫌われたくない
- 人に迷惑をかけたくない
- 人の役に立ちたい、喜ばせたい
気遣いをし過ぎてしまう一番代表的な理由として、「人に嫌われたくない」という思考があげられるでしょう。
人に嫌われてしまうことは、一般的には恐いし、苦しいことですよね。
嫌われるのがこわいから、悪く思われたくないから、「人は迷惑をかけないようにしたい」と思うもの。
そして、人に迷惑をかけまいと、多少の自己犠牲を気にせずに行動してしまうと、それが裏目に出てしまい、相手の負担になってしまうこともあるのです。
「嫌われたくない感」が出過ぎているとうざい?
一般的に人から気遣ってもらうことはありがたいことですが、必要以上に気遣われると鬱陶しいと感じる方も少なくありません。
忙しないシーンでは要注意!
例えば、忙しい職場などでは、端的な発言や、効率的で必要最低限の行動が求められるもの。
特に忙しいシーンでは、気遣いしすぎた言動は「必要のないこと」と見なされて、鬱陶しいと思われてしまう場合もあります。
ビジネス等、忙しない環境・シーンでは、特に気を付けた方が良いでしょう。
つい気になってしまうかもしれませんが、敢えて気遣わない配慮も時には必要です。
過度な気遣いは、相手にも気を遣わせている
誰かに必要以上に親切にしてもらったり、気遣わせてしまった時、どんな気持ちになりますか?
「ありがたい」と思う方も多いと思いますが、申し訳ないと恐縮してしまう方も多くいます。
してもらったことに対して、「お返しをしなければ…」と考える方も多いでしょう。
過度な気遣いをされると、こっちも同じくらい気を遣わなければならないから迷惑…と感じる方もいるのです。
過度な気遣いは、結局は自分のため?
また、気遣いが行き過ぎると、結局は自分の保身のため、自分が他人にどう思われるか不安だからする行動なだけであると感じられてしまう場合もあります。
すると、本心での気遣いではないと受け取られてしまいます。
自己分析をしてみて、「嫌われるのがこわい」「良く思われたい」という感情が真っ先に浮かぶ場合は、「本当に必要な気遣いなのか」考えてみましょう。
気遣いのし過ぎは、下に見られる可能性も?
間違った気遣いの仕方は、自分の品格を下げる行為になりかねません。
というのも…
「何を言っても、下手にでる人」「自分がない人、意志のない人」などと見なされてしまう恐れがあるのです。
また、人によっては、過度な優しさや気遣いは軽視され、良いように利用されてしまう可能性もあります。
せっかく相手や場の空気を思ってした行動でも、裏目に出てしまっては、残念です。
円滑なコミュニケーションのためには、相手が求めているものに応えることが大切。
気遣いも主張も、やり過ぎは注意。「ポイント」を大切にすると良いでしょう。
気遣いに疲れてしまったら…
気遣いのし過ぎは、自分自身を疲れさせてしまうものでもありますよね。
自分が気遣いに疲れたと思うとき、実は相手は何も思っていなかったり、逆にその気遣いに疲れている場合もあります。
気遣いに疲れたと思ったら、いつもの半分以下の気持ちで周囲を見るようにしてみてはいかがでしょうか。
悩んでしまうくらい気遣いをしている人の場合は、「人としての最低限の思いやり」だけを残して、他人を見て見ぬフリをする機会を作るくらいでちょうど良いです。
いくら先回りして気遣いをしても、相手は何も思っていないこと、結構あります!
自分の中でうまくバランスを取って、自分にも相手にも負担のかからない、スマートな気遣いを心掛けてみましょう。
気遣いは、他人へ何らかの感情を持つことによって生まれるもの。もし、人に嫌われることが恐くなった時は、「全員に好かれるなんて無理なこと」と開き直りましょう。気遣いのし過ぎを回避できるかも!?
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