結婚や妊娠&出産を機に仕事を辞めた後、子育てを経て再就職をする時に、ハードルを感じる方も少なくありませんよね。
特に、子育てママの再就職で気になるのは、「小さな子を育てながら難なく働ける仕事があるのか」ということではないでしょうか。
小さな子がいても働きやすい職場が理想ですよね…!
私自身は、息子が1歳2ヵ月の時に保育園に入れ、就職活動をしました。
正直なところ、「子育て主婦」や「転勤族」であることが、選考にネガティブな要素になってしまったことは否めません。
それでも、労働環境としては割と理想に近い会社に入社することができました。
今回は、子育て主婦の就活において、「小さな子どもがいる」というハードルをどう乗り越えて行こうとしたのか、私の経験を一例としてシェアしたいと思います。
本記事では、1歳児を抱える子育て主婦の就職活動と、書類選考や面接を突破するために学んだコツをご紹介します!
小さな子どもがいると不採用になりやすい?
残念ながら、小さな子がいることを懸念されてしまった会社はありました。
採用する企業としては、やっぱり少しでも有能な人材を採用したいもの。
そして、企業の勤務形態に合わせて働ける人材であることも重要です。
そんな中、保育園や幼稚園に通う小さな子どもがいると、送り迎えの関係で「時短勤務」や「残業なし」を希望していたり、急な体調不良や園行事によって早退やお休みしなければならないこともあります。
残念ながら、労働力不足な企業や即戦力を必要としている企業だと、その点をマイナスポイントと捉える企業もあります。
それでも、こちらとしては働きたい!
私がどうやってその壁を乗り越えて行ったのか、実際に気を付けたポイントをご紹介します。
就活中、小さい子どもがいることを不利にしない方法
私は、就職活動をする上で譲れないことを考えたところ、一番は「小さい子どもがいても無理なく働けるワークスタイル」でした。
ある企業にとっては「すぐ休む厄介な子持ち主婦」かもしれません…
でも、私にとっては、息子は命のように大切で、そんな息子との時間も大切にしたいと思います。
「子どもがいることをネガティブなことにしたくない」と思いながら就職活動を続けました。
そして、行きついた先に取った対処法が次のとおります。
対応策①子育て中でも働きやすい仕事を探す。
結局、仕事内容や収入よりも、「働きやすさ」を優先しました。
子どもを育て、守ってあげられるのは親である自分たちだけ。
勿論、仕事は責任もって働かせていただくけれど、自分の子どもに何かあった時は優先したいのが本音です。
すると、やっぱり子育て中の方に寛容な職場を探すことが一番大切だと思いました。
そんな時に利用したのが、「マザーズハローワーク」です。
子育て中の女性(プレママ含む)が働きやすい求人をピックアップしてくれるので、自分に合った職を見つけやすい傾向にあります。(勿論、一般的な求人も応募できます!)
また、私は派遣求人サイトにも2社登録しており、「子育てママが働きやすい仕事」を絞り込んで探していました。
時短OK、扶養内OKなど、こだわりが叶う求人であることを選考前にわかっていると安心ですよね。
子どもがいることを後ろめたく思いながら働くのは辛いので、最初から「子育て中でも働きやすい企業」を選ぶ方が私には向いていると思いました。
↓「マザーズハローワーク」に関することは、こちらの記事で読めます。
対応策②履歴書には、子どもに関することをネガティブに書かない
履歴書の書き方も迷いますよね!
「履歴書」は、どんな人物なのか知るための重要な選考書類。
できるだけポジティブなイメージで書くことが重要です。
小さな子どもは体調を崩しやすいもの。
子どものことで急にお休みしなければいけなくなる可能性があることは、働くお父さん・お母さんからしてみたら不安なことですよね。
私は、最初に受けた企業に応募する際、履歴書に慣れ保育や急なお迎えで、定められた勤務時間どおりに働けない旨を記入しました。(その1社は面接で不採用となりました。)
そのことも踏まえ、ハローワークで履歴書の添削をしていただいたのですが、ハローワークでは、「子どもがいることについては、敢えて履歴書に書かなくてもよい」と言われました。
しかし、個人的には「子どもがいることも全て承知した上で選考してほしい」と思ったので、その後も子どもがいることは履歴書にサラッと書きました。
特記事項には記載せず、志望理由や自己PRの欄に小さな子どもがいることが伝わるようなニュアンスで書きました。
例えば、志望理由の記入欄において、「出産・子育てを経て再就職をするにあたり…」など、前職の離職後のブランク理由についても窺えるように、サラッと書きました。
「保育園入園児がいるので、急なお休みでご迷惑をおかけします」みたいなことは書かなくて大丈夫!
対応策③面接で子どもの話になったら、正直かつポジティブに答える
イメージは明るく!
基本的に、選考において、面接する企業側が応募者に家族構成などを聞くことは良くないこととされています。(厚労省HP参照)
しかし、私はこの就活期間に面接を受けた3社全てにおいて、子どもの有無を聞かれました。
聞き方に配慮のある企業もあれば、ズバズバと子どもの性別まで聞いてくる企業も…(男の子だと病気しやすいんだよね~…なんて言われました。)
やはり、雇用主にとっても被雇用者にとっても、労働と子育てはやはり切り離せない問題ですね。
雇われる側からすると、「子どものことで迷惑をおかけしてすみません…」と、後ろめたく思う気持ちになる方も多いと思いますが、履歴書と同様に面接でもネガティブな雰囲気はNG。
子どもに関する質問をされた場合は、「●歳の子がします。毎日元気に保育園に通っています!」など、ポジティブな雰囲気でサラッと答えましょう。
近くに親族がいれば、それもアピール!
もし、子どもに何かあった時、家族や親戚の手を借りることができる状況であれば、それも一言添えると良いでしょう。
もしもの場合の手段があるとないとでは、企業側の安心感が違います。
面接の予定を入れたけど、息子が発熱!どうする?
子育て中だと、就職活動をすること自体が多難ですね。
面接の予定を入れた後に息子が発熱してしまい、どうするかとても悩みました。
採用担当者に連絡し、再調整のお願いをしようとも思いましたが、結局は義母に仕事を休んでもらい預かってもらいました。
実は新型コロナウイルスの疑いもあったので、他人に預けることを直前までかなり悩みました。
息子が発熱した時に病院に行ったけど、検査するのは熱がもう少し続いてからでOKと、検査してくれませんでした。
働く以前に面接を受けることすら一苦労でしたが、こういうことがこの先も色んな場面であると思うと、「小さな子に無理させてまで働かないといけないのかな…」なんて、迷いが生じてしまいました。
しかし、私が働くことで家族みんなが得ることの方が今は大きいと思い、働くことを決意しました。
↓子育て主婦の就活については、こちらの記事もどうぞ!
子育てに理解のない企業は、不採用になった方がOK!?
私は、息子の保育園が始まる前に受けた面接で不採用となりました。
能力不足が理由かもしれないし、子どもがいることを懸念されてしまったかもしれません。
真相はわかりませんが、面接では慣れ保育の期間のことや、転勤族であること(実はこっちの方がヘビー?)を突っ込まれました。
もし自分と同じような能力や経歴のある方が応募していた場合、小さな子どもがいない人の方が安定して働けそうなため、有利になることもあるでしょう。
小さい子どもがいることを理由に不採用となっても、落ち込む必要はありません。
そのような企業は、「仕事に余裕のない企業」、「多様性を理解できない企業」、「働き方を自由に選べない企業」などである可能性が高いです。
もしも採用されたとしても、入ってから苦労する可能性も高いです。
子どもがいない方でも、急なお休みを取ろうとすると煙たがられてしまう可能性も高いです。
だから、シンプルに「縁がなかっただけだ」と思って次に進みましょう!
しっかりと子育て中であることを理解してくれる会社は増えています。(そう信じたい…!)
子育て中の再就職を目指す方が、希望に近い形で就職できますように。
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