上司に対するストレスの種類は様々。
仕事ができないのに自分より給料が高くてずるい。
役職が付いているくせに、役職を全うできていなくてイライラする。
理不尽な働き方をすす上司にストレスを感じて悩んでいるという方、結構多いですよね。
毎日ストレスを感じ不満を抱きながら働くのはつらいものです。
今回は、仕事ができない上司へのストレスを緩和する対処法をご紹介しますね。
この記事では、直属の上司に毎日イライラして過ごしている方へ、ストレスを感じずに平穏に過ごすための対処法をご紹介します。
こんな上司にイライラする!
不満・不平を抱いてしまう上司とは、概ねこんな感じではないでしょうか。
筆者の経験を含め、一例を挙げてみます。
- 相談しても頼りなく、何の解決も進展もしない
- 優柔不断で判断を部下に任せてくる
- 自分より上の立場の人のことばかり気にして、部下のことを気にしない。育てられない。
- 上の立場の人にイエスマンで、結局対応するのは部下
- 自分の都合で雑用を押し付けてくる
- 報告したのに忘れられた結果ミスとなり、結局自分のせいにされた
- 機嫌の良い時だけ話を聞いてくれる
過去に給料泥棒かよ!と思った上司がいました。
上司のフォローに対応するせいで、自分の通常業務が進まずに残業…
そもそも、上司に毎日イライラしている自分にも嫌悪感。
更に、頑張っているのに、その上司に評価される機会が十分にないと、不満感も積る一方ですよね。
せめて給料が上がるなどの評価があれば、まだ頑張れるという方も多いはず。
理不尽な上司の下で働く毎日に嫌気がさしている場合、どう対処してゆけばよいのでしょうか。
仕事ができない上司にストレスを抱えない方法
理不尽な上司にどう対応すれば、ストレスを軽減することができるのでしょうか。
他人の思考や性格を変えることはまず不可能。
人事権に影響力を持っているわけでもありません。
基本的には、割り切って考え、自分の役割を全うするのみです。
自分の役割をまっとうするためのコツをご紹介します。
上司の役割、部下の役割を明確に
上司のせいで業務が思うように進まないといった場合には、本当に自分が悩むべきことなのか見直しましょう。
上司は、在籍年数やキャリアが長い文、部下よりも能力があって当たり前。
部下は、上司の補助的な仕事をすることはあっても、「上司の怠慢の結果としてフォローをする」ということは、あってはならないものです。
ここまでは上司の仕事で、上司の責任、ここまでは部下である自分の仕事で、自分で責任を持たなければならないことと、しっかり線を引いて認識しましょう。
報告・連絡は、メールやチャットを利用して文章に残す
優柔不断だったり、忘れっぽい上司に対しては、報告事項や連絡事項はしっかりとメールやチャットに残しましょう。
後で言った言わない問題で、責任を追及されてはたまったものではありません。
報告・連絡をしたことをしっかりと証拠として残しておきましょう。
リモートワークだと当たり前かもしれませんが、忙しくて中々デスクにいない上司に対しても有効です。
メールやチャットで概要を報告し、直接お話すると良いでしょう。
上司の更に上の上司に相談・報告をする
上司があまりにも役職に見合った仕事をしていない場合は、適正な評価がされるべきです。
どのくらい是正されるかはあまり期待はできませんが、事実を問題の上司の更に上の上司に相談・報告することも対処法の一つです。
相談する時は、感情は一切入れてはいけません。
「部下の戯言」として、相手にされない場合も多いにあるからです。
現在困っていることを事実として報告しましょう。
上司の長所に頼りまくる
人間関係を円滑にするためには、相手の長所を見つけてあげることが大切ですよね。
上司の長所として考えられる点、頼れる点を見つけて、思い切って頼ってみましょう。
上司に頼ることで、上司への感謝の気持ちが芽生えたり、ストレスを感じていることへの後ろめたさを感じたりします。
ストレスばかり気にしなくて済みます。
「それとこれとは別」なわけですが、ここではいかに自分がストレスを感じずに働くことができるかという点が大切。
「気持ちを楽にする手段」という意味で、上司を頼って、感謝の気持ちを芽生えさせてみましょう。
人事評価制度を無駄にしない
人事評価制度は、多くの職場で採用されているものですよね。
自らの目標を立て、その目標に対しての達成度や、その年にどれだけの成果をあげることができたのか報告するものです。
謙遜することなく、しっかりと自分のやってきたことをPRしましょう。
自分が働いたことに適切な評価がされれば、少しはストレスも和らぐはずです。
自分に対しての反省点を忘れずに…
これは筆者自身の経験になりますが、今振り返ると、自分にも反省すべき点があったと認識しています。
目先の理不尽なストレスばかりに意識が向いてしまい、自分が幼稚だったり、自信過剰だった部分に気付けていませんでした。
もっと思考も若くて、不満不平を並べてギャーギャー騒いでいたな…と、振り返っています。
当時はあの上司と机を並べて座っているだけでも嫌でした。
その時は、目先のストレスをどう発散するか、いかに上司に自分の不出来について自覚させるかということばかり考えていました。
さらには、仕事が進まない原因や自分の能力不足を、上司のせいにしていた部分もありました。
あの時、もっと建設的な思考を持って行動できていたら、もっと人として成長できたと思っています。
上司のすべきこと、自分のすべきことを明確にし、割り切って行動するべきでした。
なので、今上司へのストレスで爆発しそうな方がいたら、自分に改善点がないのか、自分は上司を批判する程能力が足りているのかなど、考えてみてください。
なりたい理想像を明確に持つ
人事異動や転職などで、この先どんな環境が待っているかはわかりません。
良くなることもあれば、悪化することもありません。
ストレスを感じる上司、同僚、部下とは、少なからず関わって行かなければなりません。
そんな時の乗り越え方として大切なマインドをご紹介します。
それは、自分がどういう社会人でありたいのか、理想像を明確に持つということです。
「辛くなってしまった時、こうやって乗り越えていける人になりたい」
「変な人と仕事をしなければならなくなった時、こんな対応をできる人でありたい」などと、理想像を持ちましょう。
自分の理想像をしっかりと持っていると、その人たちに振り回されずに済みます。
信念によって、ストレスにいちいち左右されずに済むからです。
私は、「理不尽な上司」の下で2年間働きました。
残業代を予算の関係でつけてもらえなくなったこともありましたが(これはおかしい)、そんな状況でも、自分はこういう社会人でありたいという理想像を思い出して踏ん張っていました。
踏ん張り切れない、踏ん張る必要がないと判断した時は、部署異動の希望を出したり、転職で環境を一度変えることも良いでしょう。
一回り大きくなる成長のチャンスだと思って、自分の理想像を持ち、自分を見つめ直してみませんか?
ストレス上司、大いに利用してやりましょう!
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